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「金歯」、「銀歯」などといわれるように、歯科治療では頻繁に金属が使われています。「金歯」や「銀歯」は、単なる金や銀ではなく、金、銀、銅、白金(プラチナ)、パラジウムなど様々な金属が含まれている合金です。これらの金属によってアレルギーが引きおこされることがあります。
 
アレルギーとは体の拒絶反応です。通常、歯科治療で使用する金属ではアレルギーはおきません。ところが、歯につめた金属がイオン化し、溶け出して体内に入り、それを異物(敵)とみなした体が攻撃を加えると炎症や障害を引きおこして、アレルギーがおきます。
 
歯科金属アレルギーは、かなりの個人差があります。アレルギーがあっても症状としてでない人もいますし、皮膚に発疹ができる、手や足の皮がむける、皮膚がただれたり、化膿をおこすなどの症状がでる人もいます。また、歯科金属を使用して数十年たってから突然発症することもあり、すぐに症状が現れるとは限りません。まさか口の中の金属が原因だとは思いもしない人が多いようです。

そのため、お口の中は歯や歯ぐきの検査だけでなく、
金属アレルギーの状態を知ることも大切です。

●指輪やピアス・ネックレスなどにかぶれやすい方
●手足やからだに水庖や湿疹がみられる方
● 金属アレルギーの不安がある方


このような方は金属アレルギーの状態をチェックされることをお勧めいたします。
検査は瞬時にでき、痛みを伴うものではありません。

詳しくは当医院にご相談ください。

計測審「DMAメーターJS2002」
Q1 DMAメーターは何を計測するのですか?
A1 2つの電極を使って、口腔内粘膜と口腔内金属(合金)の電位差を測定しています。それによって口腔内金属の溶出傾向を判定することができます。
Q2 なぜDMAメーターを使って口腔内で電圧(電位差)を測定するのですか?
A2 口腔内の環境にある金属は、ガルルバニックエレメントを構成します。つまり電流の流れがおこり、電圧のレベルによって金属イオンの生態への移動が始まります。この金属イオンがアレルギー患者その他の問題を引き起こす可能性があるのです。
Q3 金属がイオンになって溶け出すことの呼び方は?
A3 金属の溶出といいます。
Q4 口腔内の金属が溶出する要因はなんですか?
A4 口腔内の2種の異種金属、口腔粘膜を要因とした電気化学的溶出
微生物腐蝕
咬合による金属磨耗
Q5 口腔内の合金から金属イオンがでているかどうか調べる方法があるのですか?
A5 金属は溶液の中でイオンになって溶出し、この溶解量が通電量に正比例することが発表されています。これを応用し、口腔内電流を測定し口腔内の合金の溶出傾向を判定する方法があります。DMAメーターはその原理を応用しています。
Q6 なぜ、市販の電位差計を使わないのですか?
A6 計測器の2つの金属電極は、それ自体がガルバニックエレメントを構成し、その結果、計測値を歪めてしまいます。また、計測された電圧値単独では口腔内の金属が問題に関与しているのかしていないのか知ることはできません。
Q1 DMAメーターを利用する大きなメリットは何ですか?
A1 ロ腔内の金属の溶出傾向を知ることによって…
@アレルギー症状のある患者に対しては、アレルゲン(抗原)の可能性となる合金を 特定することができます。
A金属アレルギー症状がなくても、潜在的に感作されている人が少なくないため、 金属イオンが体内に溶出している状態は回避したほうが良いためです。
Q2 なぜDMAメーターを使って口腔内で電圧(電位差)を測定するのですか?
A2 @口腔内の金属を、金属分析をせずともはずすことができる一つの根拠となり、ど の金属をはずせばよいか容易に推測できます。つまり、特定した合金だけを除去 することができ、すべての口腔内の金属を除去する必要がなくなりました。
A歯科医が患者に対してはずす根拠を示すデータ(DMAメーターの判定結果)となり、 患者への助言能カを高めます。
B修復に使用する予定となっている金属が予め患者にとって安全であるか判定する ことができます。
Q3 DMAメーターを利用することによって、歯科医はパッチテストの必要がありませんか?
A3 患者がどの金属元素に対して感作しているか知るためにはパッチテストが必要です。特にアレルギー症状を呈する患者には金属感作を知るパッチテストはお勧めします。
Q4 パッチテストは一般臨床家が実施する必裏がありますか?
A4 実施することは可能ですが、手間やコストを考えると、皮膚科・大学病院専門外来ヘパッチストを依頼することをお勧めします。
Q5 アレルギー症状のない方にDMAメーターを使用できますか?
A5 可能です。測定した合金が溶出状態にある場合、将来的なことを考えて、アレルゲンとなるリスクの低い金属(チタン)やセラミックス、エステニア(メタルレス)に変更することを勧めることが可能です。
この背景には、現在金属アレルギー症状がなくても、潜在的に感作されている人が少なくないため、安易に金属をいれるのは問題と考えるからです。



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